道の駅「きららあじす」から白壁の町並みをそぞろ歩き(山口)【車中泊女子の全国縦断記】

数ある道の駅の中でも「プラスアルファが楽しめる」「目的地になる」道の駅、今回は【21世紀未来博覧会】(山口きらら博)跡地に建つ道の駅【きららあじす】です。

名称:きららあじす
住所:山口県山口市阿知須509-88
電話:0836-66-1001
駐車:普通車 91台/大型 4台/身障者 3台

物産館、お食事処、魚屋、パン屋などを併設。特産の阿知須(あじす)産かぼちゃを使用したソフトクリームやコロッケなどが人気です。
珍しいものでは、メダカ、どじょう、ヌマエビなども販売していました。

平成13年に開催された【山口きらら博】の会場だった【山口きらら博記念公園(スポーツ施設、水泳プール、月の海ビーチバレー場など)】や【山口県立きらら浜自然観察公園】までは、道の駅から約500m、徒歩圏内です。

きらら浜自然観察公園では望遠鏡や双眼鏡の無料貸し出しがあり、気軽に野鳥観察できることでも人気です。子どもから高齢者まで3世代にわたって楽しめます。

日帰り入浴は【宇部72アジススパホテル】で。阿知須温泉は、世界有数のラジウム含有量を誇る無色透明の冷鉱泉。リウマチや神経系統諸病に効くと言われています。道の駅からは約4kmです。

【白壁の町並み(阿知須居蔵造)】までは、約1.5km。駐車場が狭いので、キャンピングカーなど中型車でお越しの際は道の駅から歩いて行くことをおススメします(道の駅の方からもそう勧められました)。

旧中川家住宅【いぐらの館】は、この日は残念なことに休館日! 資料館や美術館、博物館などは月曜定休のところが多いので盲点でした。水・木曜日定休でした。

阿知須居蔵造の町並みは廻船業が栄えた江戸中期から明治初期にかけて発展しました。建物が密集しており、火事から家を守るために瓦葺の屋根、漆喰の大壁、土戸など防火機能に優れた「居蔵造り」の建物を建てたのです。

町並み保存地区ではないので新旧入り乱れてはいますが、その面影を今に残しています。昔ながらの魚屋さん、呉服屋さん、明治の特色が色濃いレンガ造りの建物や木造の電柱などなど、歴史的建造物に含蓄のある方には面白い発見がたくさんありそうです。

(松本しう周己)

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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