続いて、フォルクスワーゲン・ゴルフです。今回検証したのは2012年に登場した現行型のゴルフ7。車両の骨格にMQBを採用し、走行性能や安全性能を大幅に向上しています。高い走行性能や安全性が高く評価され輸入車初の日本カー・オブ・ザイヤーを受賞しています。
ゴルフの中古車は約1800台流通していますが、そのうち約1000台が現行型のゴルフ7となっています。中古車で最も多いグレードは装備の充実したハイラインで、新車時価格は305万〜322万円です。
2015年式のゴルフ・ハイラインは35台流通していて、中古車相場は147.9万〜219.9万円。これを残価率で表すと45.9〜68.2%です。そして2013年式のゴルフ・ハイラインは10台流通していて、相場は99.9万〜156.6万円。残価率は32.7〜51.3%となっています。
こうして見ると、新車時価格は約100万円ゴルフ・ハイラインのほうが高かったですが、中古車では値落ち幅が大きく、お買い得ということになりました。使用する燃料がハイオクというのは気になりますが、世界標準の走行性能と安全性能を手軽に体験できるのは嬉しいことです。
(萩原文博)