【ジュネーブモーターショー2018】18kgのダイエットを果たした1500psのブガッティ「シロン・スポーツ」を公開

さらに、カーボンファイバーを素材とするウィンドスクリーン・ワイパーが採用されています。ジョイントが不要になり、ジョイントの機能自体がカーボンファイバー構造に一体化。アルミニウム製ワイパーアーム・チップの製作には、 3Dプリンターを使用したプロセスが採用されたそうで、軽量化に貢献。なお、新しいカーボンファイバー・ワイパーは、従来のワイパーよりも1.4kg軽量化されたそうです。 また、カーボンファイバーという新素材によって、 ワイパーアーム形状も変わり、空力特性が向上しています。

なお、今回披露されたスポーツバージョンと標準仕様の外観上の相違点は、 ホイールのデザインと4本出しの新しいエキゾースト・ディフレクターになっています。

装備では、新開発の「ダイナミック・ハンドリング・パッケージ」を搭載。 「シロン・スポーツ」向けにより硬いサスペンション設定となっていて、ダンパーの制御が変更され、平均でシロンよりも10%程度硬いレスポンスになっているそう。

さらに、新しいセットアップとして「ハンドリング・モード」に設定された時だけ機能するため、ドライバーはEBモードとの違いを明確に感じることが可能とのこと。

シロン・スポーツの本体価格は、 約265万ユーロ(約3億5000万円弱)となり、 輸送費、 関税、 税および手数料を含む米国市場における本体価格は、326万米ドルに設定。「シロン・スポーツ」は、カラー、トリム・パッケージ、オプションにより、スポーティな外観をカスタムメイドすることも可能で、納車は 2018年末から開始される予定とされています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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