【グッドイヤー・E-グリップ コンフォート試乗】今の時代に求められる快適性と経済性を兼ね備える大人のタイヤ

グッドイヤーは2018年の東京オートサロンで2種の新作タイヤを発表しました。そのうちの1種「E-グリップ(エフィシェントグリップ) コンフォート」は、快適性や経済性に重点を置いたコンフォート系のタイヤとして紹介されました。

E-グリップ コンフォートの性能をチェックするべく、日本自動車研究所(JARI)にて開催された試乗会に参加しました。この試乗会ではいくつかのセクションが用意され、それぞれに性能チェックが行えるようになっていましたが、残念ながら天候が雨となってしまったため、正確な性能チェックが行えなかったことも付け加えておきます。
 

まずこのE-グリップ コンフォートのコンセプトです。E-グリップ コンフォートは「静粛性とハンドリング性能を磨き上げ、街乗りに求められる快適性を追求したニューコンフォートタイヤ」と位置づけられています。ターゲットユーザーは「上質な乗り心地と快適性を重視するコンパクト、セダンの新車履き替えユーザーとインチアップユーザー」となっています。

試乗時は比較タイヤとして同じエフィシェントグリップシリーズのパフォーマンスとエコの2種のタイヤが用意されていました。ウエット路面ではありましたが、E-グリップ コンフォートの静粛性は確認することができました。全体的にゴーという連続音がよく抑えられています。また、低ミュー路でのダブルレーンチェンジでも高い性能を示しました。

じつはE-グリップ コンフォートは、スポーティタイヤであるイーグルLS EXEの後継モデルとして位置づけられています。つまりダイナミック性能はイーグルシリーズと同じレベルを確保しているということです。

プレミアムモデルはもちろん、ハイブリッド車などはとくにタイヤノイズが気になりがちです。そうしたクルマとE-グリップ コンフォートのマッチングは非常いいでしょう。

(文・諸星陽一)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
続きを見る
閉じる