■無線ハイライト BEST10
レース中、度々流れてくるドライバーとチームの無線を、F1速報編集部がベスト10方式で選出。今回はその中から、私的ベスト2を紹介します!
【第7位 暴言王&天然王ライコネン】
第8戦アゼルバイジャンGPの赤旗中断中にピットでマシンを修復し、周回遅れであったためレース再開前にコースインしなければならなかったキミ・ライコネンのメカニック達は大慌て。ライコネンが乗ったマシンをピット出口まで押して行く際に、ステアリングが装着されていなかったのは衝撃的でしたよね。その時のライコネンからチームへの無線がこちら。
RAI(ライコネン)→PIT「ヘイ!ステアリング!ステアリングだ!誰かステアリングを僕に渡すように伝えろ!カモン!どけ!」
そして第11戦ハンガリーGPでは病欠のフェリペ・マッサの代役として出場したポール・ディ・レスタがなかなか譲らないことに、ご立腹だったようです。
RAI→PIT「このウイリアムズは一体何をやってるんだ!? 後ろが見えないならレポーターでもやってればいいんだ!」
いやいや、そこまで言わなくても……(笑)。ライコネンといえば2012年のアブダビGPでの無線の言葉がプリントされたグッズが世界中で爆発的な売り上げを記録した伝説を持っていますが、来シーズンはどのような名言(!?)が飛び出すのか、今から楽しみですね。
【第4位 勝っても皮肉のフェルスタッペン】
第18戦メキシコGPで、タイトルを争うハミルトンとベッテルが1周目で接触して後退し、首位に立ったフェルスタッペンは独走。ルノー製パワーユニットにトラブルが頻発した週末だっただけに、チームからはペースダウンを指示されていたようです。
PIT→VER(フェルスタッペン)「ボッタスと同じペースで走ってくれ」
VER→PIT「了解、イージーにいくよ」
PIT→VER「さっきと同じラップタイムじゃないか」
VER→PIT「ごめんよ!」
そしてトップチェッカー後、前戦アメリカGPで表彰台を奪われたオーバーテイク時にインカットしたとして5秒加算ペナルティを科せられたことに対する不満を皮肉たっぷりに言っています。
PIT→VER「よくやった、マックス。あれ以上ゆっくり走れなかった?」
VER→PIT「ごめんね、あれでも十分クルージングしてたから!コースをカットして5秒ペナルティをもらえばもっと面白くなったかもね!」
改めて無線を見てみると、ドライバーの個性が際立って面白い! 気になる1位は一体何なのか、結果は本誌をチェックしてくださいね。
この他にも「今宮純×森脇基恭×川井一仁対談」や「2017 TEAMS&DRIVERS PERFECT DATA」、「GRAND PRIX SCENE REVIEW」と本誌を読みながら「あぁ、こんなことあった、あった」と思うことがしばしばあり、なんだか懐かしい気持になりました。
F1オフシーズンの寂しさを癒してくれる「F1速報2017総集編」は、フェラーリ70周年アニバーサリーA2ポスターの特別付録付き! 2017年シーズンの記念として、お家に保存してみてはいかがでしょうか。
(yuri)
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