4WD化されてもFR走行モードを搭載した「BMW M5」がフォトデビュー

BMW M5がフルモデルチェンジした姿を正式発表しました。 M5として史上初の4WDとなったことが注目を集めていますが、最高出力441kW、最大トルク750Nmの4.4リッターV8ツインターボエンジンを搭載しているのです。もはやFRではフルパワーを受け止めることができないということでしょうか。

いえ、そんなことはありません。

新型M5に採用された「M xDrive」と呼ばれる駆動系では、FR(リア駆動)も選ぶことができるのです。4WDでありながらFRモードを標準装備したところに、BMWのDNAが感じられるのではないでしょうか。なお、トランスミッションに8速Mステップトロニックを採用。0-100km/h加速3.4秒、0-200km/h加速11.1秒と発表されています。

タイヤサイズは、標準仕様がフロント275/40R19、リア 285/40R19。オプションの20インチを選ぶと、フロント275/35R20、リア285/35R20となります。大径ホイールの中に収まるブレーキキャリパーはフロントが6ポットとなっているのも、スーパースポーツサルーンらしい足元を演出しています。軽量カーボンルーフやカーボンセラミックブレーキのオプション設定もエンジンパフォーマンスに相応しいアイテムといえそうです。

本国での発表によると、予約受付は2017年9月から、納車は2018年春を予定しているということです。なお、欧州でのメーカー希望小売価格は11万7900ユーロ(1500万円以上!)ということです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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