外観では、2眼式ヘッドライトにワイド感のあるフロントグリル、そして2トーンのボディカラーも設定されているのが目を惹きます。前後フェンダーが安定感を抱かせるサイドを経て、こちらもワイドなLEDテールランプ、ルーフスポイラーなどにより、コンパクトでありながらも存在感のある後ろ姿を構築。
アウディQ2と同じように、MQBベースの「T-Roc」は、広々したインテリアと445Lから1290Lまで拡大できる荷室が確保されています。
安全面では、フォルクスワーゲン最新の装備が用意され、歩行者対応型のエマージェンシーブレーキや車線維持機能、ACC、パークアシスト、リヤビューカメラなどを搭載。そのほか、アダプティブシャーシコントロールのDCC、プログレッシブステアリングなども設定されます。
日本仕様はまだ不明ですが、グレードは「スポーツ」と「スタイル」という高級ラインを用意。エンジンは、3つのガソリン(TSI)と3つのディーゼル(TDI)があり、駆動方式はFFもしくは4WD。トランスミッションは、デュアルクラッチギアボックス(7速DSG)に加えて、欧州などにはMTも設定。
ドイツでの価格も発表されていて、20,000ユーロ前後とのこと。単純に日本円に換算すると250万円前後。今年11月にも欧州を皮切りに販売が開始されます。
(塚田勝弘)