トヨタ・カローラ半世紀記念のイベント、半年間にわたるリレーパレードがついにフィニッシュ!【カローラ花冠パレード・ゴール式】

佐々木氏は初代カローラの車両主査であり伝説のエンジニアである長谷川龍雄氏が、設計がほぼ終了していたにも関わらず、ライバルに打ち勝つためエンジンの排気量を100ccアップしたエピソードを披露。

また、トヨタ自動車専務役員の佐藤康彦氏は、AE86が終了する際に予想を上回るバックオーダーを抱えてしまい、それを解決するために奔走した逸話などを披露するなど、訪れた方々がそれぞれのカローラの思い出を語りました。


司会を務めたトヨタ自動車でトヨタカローラ店の営業を担当している武田裕介カローラ店営業部長は「カローラは50年の歴史を作ってきました。次の50年、100年の人々の暮らしを豊かにする車作りが私たちの使命です」と今の作り手側の意気込みを語りました。

また、出発式にも参加したトヨタ自動車販売店協会カローラ店部会の部会長でトヨタカローラ新大阪代表取締役社長の久保行央氏は、子供のころのカローラの出会いや今まで関わってきた様々な思い出を披露し、訪れたゲストや関係者の共感を呼びました。

そして花冠は、販売側である全国のトヨタカローラ店ディーラーを代表して、トヨタカローラ宮城、トヨタカローラ函館、トヨタカローラ福島、トヨタカローラ岐阜の代表者から、製造側であるトヨタ自動車、トヨタ自動車東日本の代表者へと舞台で手渡されました。

誕生後50年の歴史を経て今も重要なポジションを担うカローラは、トヨタを、日本を代表する大衆車としてこれからの50年、100年も変化を遂げながらその役割をしっかりと果たしていくことでしょう。

(諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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