【鈴鹿8耐】キング「ケニー・ロバーツ」も登場! 40回記念大会にふさわしいメガミュージアムで、8耐の歴史を感じた! 

7月27~30日、三重県鈴鹿サーキットで開催の”コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第40回記念大会、通称「鈴鹿8耐」。

28日の金曜日には公式予選が行われ、土日を待たずにかなり盛り上がっている鈴鹿8耐。

今回の鈴鹿8耐は40回という節目の開催で、その長い歴史を振り返るような展示がグランドスタンド裏のGPスクエアで行われています。その名も8耐ヒストリー”メガ”ミュージアム。

第1回大会から昨年までの代表的な出場マシンがずらりと並ぶ姿は圧巻!

1978年の第1回に出場したヨシムラのマシン。今から比べるとマシンの様子がかなり違います。

どのマシンもそれぞれに思い出深いうえに、そのマシンに貼られているスポンサーのロゴを見ていると、そのころの世相がうかがえるのも面白いところ。

こちらは1985年のCBX750F MUGEN White Bull Ⅱ。当時日本人カーデザイナーとしてすでに大ブレイクしていた由良拓也さんがデザインということで大きな話題となったマシンです。

その1985年は一大バイクブームの真っ最中。その1985年の鈴鹿8耐で最大の注目だったのがこのマシン、YAMAHA FZR750。資生堂が立ち上げたメンズコスメブランドのTECH21がメインスポンサー。

当時二輪のワールドGPの最高峰だった500クラスで帝王、またはキングと呼ばれたケニー・ロバーツが初めて鈴鹿8耐を走るということで、それはすごい盛り上がりでした。

今回の40回記念大会には、そのキング、ケニー・ロバーツさんがゲストとして大会に参加!イベントステージでのトークショーも黒山の人だかり!

1985年に出場した際は、YAMAHAのスタッフが教えてくれなかったからスーツなどのライディングギアを一組しか持ってこなくてひどい目にあった、と当時の思い出話も飛び出すトークショー。

バイクブーム世代には涙が流れるほどうれしいゲスト登場に、この大会の本気度を見た気がします。

(写真・文:松永和浩)

 

 

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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