高いクロスカントリー性能はさすがランドローバー車【ランドローバー ディスカバリー試乗】

エアサスを使った足まわりはゆったりとした乗り心地を実現しています。

車高が高いこともあり、路面がうねっているような場所では左右に振られながら走る場面もありますが、上手に路面をとらえていく懐の深いサスペンションはSUVを知り尽くしたランドローバー車らしい部分です。

サスペンションは基本的にどちらも同じ仕様ですが、タイヤはディーゼル車が255/55R20、ガソリン車が275/45R21となります。マッチングのいいのはディーゼル車の255/55R20で、グリップ感も高く、路面の細かな荒れも上手に吸収してくれます。

ガソリンエンジン車で雪のないスキー場のゲレンデを走りましたが、グリップ感サスペンションの追従性ともにかなり高いレベルでした。

クロカン走行で使うクルーズコントロールともいえるオール・ティレイン・プログレス・コントロール(ATPC)が装備されていたので、登り下りともに速度を一定に設定してステアリング操作に集中することができました。

ディスカバリーは基本が2列の5名定員ですが、今回の試乗車はどちらもオプションのサードシートが装着され7名定員となっていました。サードシートはエマージェンシー用という考え方は初代から大きく変わっておらず、乗ることはできても長距離を移動するのはつらい印象です。セカンドシートは十分に広く、ゆったりとしたスペースを確保しています。


7名分のシートをすべて使ってしまうと、ラゲッジルームはかなり狭く、ブリーフケースを3つ積める程度です。1対1分割のサードシート両方を畳んでしまえば、ラゲッジスペースは1131リットル、セカンド&サードシートを畳めば2406リットルが確保できます。


クルマのグレード感、走りの品質、どれをとっても魅力あふれるディスカバリーですが、価格はガソリンエンジンのベーシックモデルHSEの779万円〜ディーゼルHSEラグジュアリーの901万円と、かなり高レベル。新型ディスカバリーは、オプションの付け方によっては本体価格が1000万円を超えるほどの豪華モデルへとシフトしています。

(諸星陽一)

【関連リンク】

もはやレンジローバーの域に達したディスカバリー
【ランドローバー ディスカバリー試乗】
https://clicccar.com/2017/06/18/481746/

この記事の著者

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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