ガソリンタンクに入れるだけのお手軽な燃料添加剤って効果ある?【用品テスト:KURE パーフェクトクリーンDX】

長い期間にわたってクルマを使っていると、整備しきれない部分が出てくるものです。そうしたなかでなじみが薄いのが燃料系ですよね。しかし、使っていればそれなりの経年変化というものは絶対に起きているのです。

そんなクルマにぴったりなのがKUREの新燃料添加剤、「KURE パーフェクトクリーンDX」。以前からパーフェクトクリーンシリーズは人気で、歴史あるブランドなので、安心して使えますよね。信頼のないものを愛車に入れるのは、やっぱり躊躇しちゃいますから。

パーフェクトクリーンDXは、燃料タンクに入れるタイプの添加剤で、①インジェクターやバルブ、ピストンのクリーニングも行ってくれる②燃料タンクや燃料ラインのサビ防止③さらに燃料の酸化を防ぐというのですから、これは興味津々です。

 

上の写真は一番上から、インジェクター、吸気バルブ(フェイス部)、ピストンヘッドのものです。いずれも左:Before(何もしない状態)、右:After(「パーフェクトクリーンDX」を添加して1タンク分走行後)のものです。Afterではスラッジやカーボンなどが除去されていることがわかります。こうしたエンジンの内部はオーバーホールしない限りメンテナンスができない部分ですので、添加剤によって改善が期待できるのはかなりうれしいことと言えます。

 

上の写真はサビが発生したオートバイの燃料タンクです。なんだか、ガソリンという油が入っているのでサビないような印象がありますが、バイクのタンクはちょっと油断するとあっという間にサビてしまいます。

 

こちらの写真は燃料の中に専用の金属パネルを浸して、水を滴下した状態での金属パネルの変化を見たものです。つまりオートバイのガソリンタンク内の再現です。左側は燃料だけですが、右側は「パーフェクトクリーンDX」を添加してあります。一定期間が過ぎた状態で両者を比べてみると一目瞭然。右の「パーフェクトクリーンDX」を添加した金属パネルは変化を生じていません。ヒストリックカーなどを保管する場合、燃料を満タンにして「パーフェクトクリーンDX」を添加しておくことで、タンク内や燃料系統のサビを防止できるというわけです。

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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