目指せ「D1グランプリシリーズ in チャイナ」参戦!塚本奈々美のチャイナ・レポート①

レーシングドライバーの塚本奈々美です。

今季は夢であった海外でのドリフト参戦をついに実現し、中国・珠海の「ZIC Circuit Hero Drift Battle」にシリーズ参戦(全3戦)中です。

そして、私のさらなる夢は2016年から7年間のプロモート契約で開催されているD1グランプリシリーズ in チャイナへの参戦です。

今回はそんな私のチャイナ・レポートの1回目、さる5月20日、21日に開幕を迎えたD1GP北京大会の取材レポートです。

北京テレビ(地上波放送)、五星大陸(衛星放送)、楽視(インターネット放送)などが大会を放映し、観客席はほぼ満員。インターネット放送だけで大凡90万人が視聴するなど、中国のドリフトが盛り上がって来ていることを実感しました!

今回の北京大会では中国勢は43名、日本・タイ・アメリカ・イギリスなどからの招待選手11名を合わせ54台がエントリー。

競技車両はほぼ全て日本車!ドリフトの世界では国内外で日産シルビアは「現役」であり、他にもFT86やスカイライン、Zに180SXといった車が並びます。海外のモータースポーツで日本車がこれだけ活躍するのは、やっぱり日本発祥のドリフト競技として誇らしい点ですね。

エンジンはトヨタ2JZが人気。足回りはどうやらワイズファブが主流のようで、エアロパーツは本物かどうかはさて置きロケットバニーを多く見かけました。

海外でドリフトしたいって言っても、必ずしも日本車で戦えるわけではなく、左ハンドル車で戦うケースも出て来ます。今回参戦している日比野哲也選手は現地中国チームの車にドライバーとして乗り、日本人には難しい左ハンドルのマシンで参戦。

ハンドル・シフトレバー・サイドレバーを忙しく扱うドリフト操作を左右逆転して行うのは至難の業…でも、広く海外での活動を目指す私としては左ハンドルのドリフト車両にも是非チャレンジしてみたいですね!

大会の結果は、多くの日本人ドライバーがマシントラブルなどで大苦戦する中、川畑真人選手が見事優勝、それを観ながら、私もぜひこの中で戦いたいとの想いを一層強くしました。

そして、次は私自身が「ZIC Circuit Hero Drift Battle第2戦」(中国・珠海、6月16日〜18日)で戦います。

今後の塚本奈々美のチャイナ・レポートをぜひお楽しみに。

(レーシングドライバー塚本奈々美)