88台あるクルマの中で私的No.1が、1983年WRC(世界ラリー選手権)でマニファクチャラー・チャンピオンを獲得した、ランチア037ラリー。当時4WD(4輪駆動)が主流の中、あえて2WD(2輪駆動)でWRCに挑戦したことでも有名です。
実は私、ランチア037ラリーが活躍していた時はまだ生まれていません。でもどこか懐かしく、つい目が行ってしまうことを不思議に思っていたのですが、幼少期にこのランチア037ラリーのミニカーでよく遊んでいたことが判明!
自分では全く記憶になかったのですが、潜在的に覚えていたのでしょう。人の記憶って不思議ですね。
話がそれてしまいましたが……、ランチア037はラリーグループB最後のMR(ミッドシップ・リアドライブ)チャンピオンマシンでもあるのです。エンジンカバーを開け、その内部を大胆に公開! かなりゴツゴツしていてパワーがありそうです。
これぞ現代のスポーツカーだ! というオーラをビンビンに出していたのが、ロータス・エキシージスポーツ350。時代によって姿が変わるスポーツカーを比べられるのも、面白いですね。
モーターファンフェスタではドリフト競技の頂点、D1GPのエキシビションも開催されました。そのD1マシン達もグリッドに集合。 ドライバーもマシンの横に立っており、ファンの方との交流を楽しんでいましたよ。
個性溢れるチューニングカー達も、グリッドウォークに華を添えました。
3000GT(ロッキーオート)やSP310(吉川時動車)を始め、合計11台の旧車も登場。懐かしそうに眺めている方もいらっしゃいましたよ。
マシンについてオーナーさんに直接話を聞いたり、エンジンやタイヤをじっくり観察したり、ドライバーと写真を撮ったりと、普段中々できない貴重な体験ができるのも、このグリッドウォークの魅力。
国内最大級のグリッドウォークは迫力満点でクルマ好きの私にとって夢のような空間でした。始めのほうでじっくり見すぎて、最後は時間がなく駆け足になってしまったのが、唯一悔やまれます……。来年参加予定の方は、時間配分にご注意あれ!
(yuri)