内装で目を引くのは、インパネ中央のオーディオディスプレイで、5インチカラーディスプレイの純正インフォテイメントシステム「Composition Phone」。こちらはオプションですが、up!のナビやオーディオなどを充実化させることができるアイテム。
このクラスの輸入車は、ルノー・トゥインゴやスマートもそうですが、スペースの都合や価格の問題もあってか手持ちのスマホを使ったコネクティビティが主流になっています。
新型up! も例に漏れず、スマホと新採用の「Composition Phone」をBluetoothによりペアリングをして接続すると、専用アプリ「Volkswagen maps + more」でカーナビや駐車場の満空情報など、リアルタイムの情報を使った機能を利用できます。
専用のスマホホルダーが用意されていて、スマホをしっかりと固定できるほか、ホルダー裏の下側にUSBスロットも備わりますから充電切れの心配もありません。
そのほか、オートライト(high up!のみ)、レインセンサー、フルオートエアコン(オプション)、インテリアアンビエントライト(high up!のみ)、マルチファンクションインジケーター(high up!のみ)、タイヤ空気圧警告灯、クロームパッケージ(フロントグリルバー/リヤゲート high up!のみ)、185/55R15タイヤ&5.5J×15アルミホイール(high up!のみ)なども用意されています。
もちろん、「シティエマージェンシーブレーキ(低速域追突回避・軽減ブレーキ)」も従来型どおり全車に標準装備されます。
5年ぶりのマイナーチェンジとなるup!。パワートレーンに変更点はなく、999ccの直列3気筒DOHCにシングルクラッチの5速AGSという組み合わせ。
気になる価格は2ドアのmove up!が158万7000円、4ドアのmove up!が178万7000円。4ドアのみのhigh up!が193万8000円です。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)