【吉田由美はなぜ自腹で海外ショーに行く?】行かなきゃわからない!「ジュネーブモーターショーあるある」

このところ、モーターショーで発表されるクルマの事前情報や写真がオフィシャルで手に入るため、現地に行かなくても書こうと思えば書けてしまう昨今。数年前まではその場にならないとわからないサプライズ情報も多く、しかも資料もかさばるので、キャスター付きのトランクで資料を集めてまわり、ショー会場から国際宅配便で送っていました。しかもその場合、会場からの送料はモーターショー会場にある宅配会社の負担で送料無料。といってもサイズや重量制限はありますが。

それが今では、オフィシャルサイトにアップされたり、ショー会場でアドレスを入手すればOKだったり。これでは何のためにモーターショーに行くのやら!?
しかし、それでも私は行くのです。
もちろん自腹で(笑)
疲れますよ。たくさん歩くから。
でもいち早く、話題のクルマや最旬も自動車業界を見たい、肌で感じたいのです。

というわけで、行った人だけがわかる「ジュネーブショーあるある」。

・「特にメインのクルマの写真を撮ろうとすると、掃除の人がかなり高い確率で映り込む」あるある

メインのクルマには専属のお掃除の人がいて、常にハイヤーの運転手さんが持つような毛ばたきでクルマをなでなで。雑巾でふきふき。かなりの確率でお掃除の人が写真に写ります。
お掃除の人がいなくなるのを待って撮るので意外と時間がかかります。

・「プレスデーなのに、調査員が車内を占領」あるある

新型車が出ると、その車の隅から隅までチェックする自動車メーカーかサプライヤーの調査員の人がクルマを占領し、なかなか車内に乗り込むことができません。気持ちはわかるけど、お陰でクルマが見れません。

・「ジュネーブモーターショーは疲れない」あるある

パリやフランクフルトのモーターショーに比べると会場がコンパクト、ということもありますが、床に敷物が敷かれているため、足腰に負担が少ないのです。

・「スイスは時計の国。だからなのか、時間に正確」あるある

プレスの受付も朝きっちり7時半にならないと入場できないし、コンファレンスの時間も意外と正確。さすが、精巧な時計を作る国。

・「フィアットのコンパニオンとコスチュームがかわいい」あるある

特に「ジュネーブショー」では、毎回「フィアット」もモデルちゃんが可愛い。今回は60周年記念車で560台限定の「フィアット500」の隣に立っていたモデルちゃんと「124スパイダー」に乗り込んでたモデルちゃんたち。しかもコスチュームも可愛い。さすがにこのミスカートは着れませんが(笑)

・「プレスデーのプレスコンファレンス。人が多すぎて結局後ろのモニターで見ている」あるある

結局こんな後ろで見ていることも。

(吉田 由美)