■フェラーリ・カリフォルニアT
2009年に日本へ導入された2+2オープンカーのフェラーリ・カリフォルニア。2014年4月にマイナーチェンジを行い、ダウンサイジングエンジンとなる3.8LV8ツインターボを搭載しカリフォルニアTとなりました。
カリフォルニアTはリトラクタブル・ハードトップ(RHT)と呼ばれる電動開閉式のルーフを採用し、わずか14秒でクーペからスパイダーへと変化します。搭載されるターボエンジンは特有のターボラグを事実上ゼロに抑えて、まるで自然吸気エンジンのようなレスポンスを実現しています。車両本体価格は2450万円です。
■ロールスロイス・ドーン
2016年3月に導入されたロールスロイス・ドーンは世界で最もスタイリッシュで、静かなコンバーチブルといわれているモデルです。
採用されたファブリック製ソフトトップは、時速50kmまでであれば走行中でも操作が可能で、約20秒で開閉操作が完了します。ルーフを閉めた状態ではクーペのレイスと同じレベルの静粛性を誇ります。
コンバーチブルに発生しがちな小刻みな揺れを最小化し、新開発のサスペンションによってロールスロイスの代名詞である魔法の絨毯のような乗り心地が実現されています。車両本体価格は3740万円です。
官能的なサウンドと圧倒的な静寂。大人の究極の選択はどちらを選びますか。
(萩原文博)