仕事にも慣れて、休日などのプライベートの過ごし方にも徐々に変化が見られる20代後半から30代前半。身の回りのものや食べ物などへも徐々にこだわるようになり、きっとクルマ選びも変わってくるはず。
実用的ではあるものの、どこかデザインが個性的だったり、質感にもこだわりたいなど、色々な要望に応えてくれるモデルをご紹介いたします。
■ルノー・ルーテシア
「恋に落ちるクルマ」という発想から開発された「ルーテシア」は、滑らかな曲線美をもつボディや深みのあるカラーなど、まさに見る人の目を奪う個性的なルックスが最大の魅力であるモデル。インテリアも必要十分な装備がキチンとまとまっている一方で、凝った造形や色遣いでセンスの良さを感じさせます。
17年2月にはマイナーチェンジが行なわれ、特徴であるルックスはヘッドランプにフルLEDをあしらったほか、フロントバンパーの形状も刷新し、エレガントでスポーティな印象が強められました。また、独特のインテリアも改良。ダッシュボードのトリムカラーがボディカラーに合わせて塗り分けられます。
価格も「ルーテシア」の見どころ。最もシンプルなグレード「アクティフ」は199万円です。
■MINI・クロスオーバー
2010年に登場した「MINIクロスオーバー」は、デビュー当初こそ賛否両論でしたが、やや大きめのボディや後席用ドア、さらにはディーゼルエンジンの搭載などによる実用性の高さが評価され、いまでは同社の屋台骨になるほどの人気を集めています。
その新型がまもなく日本へ上陸します。新型では「BMW・X1」と同じプラットフォームを用いてボディを大型化し、後席空間および荷室が広がっているとのこと。もちろん、パワートレーンにはディーゼルエンジンが設定されています。
■JEEP・レネゲード
様々なボディタイプがあるクルマの中でも人気を集めているのが、コンパクトSUVです。いまでは自動車メーカーにとって欠かせないカテゴリーであり、アメリカのSUVの老舗であるJEEPも「レネゲード」を販売しています。
ルックスでは、7スロットグリルのほか、四角いアーチを描くホイールハウスなど、ひと目でJEEPと分かるアイコンが盛り込まれています。メカニズムでは雪や砂地など路面状況に合わせて的確な走行性能を発揮する4WDシステム「セレクテレイン」を内蔵するなど、見た目だけでなく中身も紛れもないJEEPの血統であることを示します。
3月4日から100台限定の特別仕様車「Deserthawk(デザートホーク)」を発売予定。ボンネットとシートにはJEEPの聖地であるユタ州モアブのグラフィックを描き、よりブランドが強調されています。価格は356万4000円です。
(今 総一郎)