マイバッハはご存じのように、メルセデス・ベンツの1ブランドとして再出発していて、メルセデスによる最先端の技術を備え、徹底した質感の追求が図られています。
外観は、ボディの随所にクロームが採用され、威厳を抱かせる仕上がりで、ソフトトップを閉じれば美しいクーペスタイルになります。張りのあるソフトトップは3層構造で、高い静粛性が確保されます。
また、低く構えるウインドウフレームや、サイドウォールがリヤに向けて下降するドロッピングライン、完全に格納されるサイドウインドウなどが特徴。ソフトトップの操作は、センターコンソールのスイッチを使って行い、時速50km/h以下であれば、走行中でも約20秒で開閉が可能。
ルーフを閉める際には、トランク内で自動的に展開するラゲッジかバーに格納され、ソフトトップにより荷物が汚れることを防ぐ配慮もされています。また、車外からキーを使って開閉することもできます。
ヘッドランプも見逃せないポイント。片側に47個のスワロフスキークリスタルが組み込まれた専用LEDハイパフォーマンスライトを採用。丸みを持つ円柱状の30個のクリスタルをウインカーに、 さらに17個のカットクリスタルがポジションに配置されています。
さらに、フロントフェンダーには、丸みのある三角形の中に2つのMをあしらった「Maybach Manufaktur(マイバッハ・マヌファクトゥーア)」のエンブレムを装着。足元は、専用の20インチ鍛造アルミホイールが重厚感のある輝きを放っています。
インテリアもゴージャスそのもので、「フローイングライン」による流れるようなシートレイアウトはパーフォレーションによって実現。また、左右のシートサイドボルスターにはダイヤモンドキルティングとブダペストスタイルのパイピングがあしらわれています。
エンジンは、630ps/1000Nmという超ド級のアウトプットを誇る6.0LのV12気筒ツインターボを搭載。気になる価格は4420万円!! こちらも思わず圧倒される設定となっています。
(塚田勝弘)