新型BMW 5シリーズが登場!! 部分自動運転技術やハイブリッド、ディーゼルも設定し、価格は599万円〜

新型BMW5シリーズは、約7年ぶりのフルモデルチェンジで、部分自動運転技術や最高で21.5km/L(2.0L直列4気筒ディーゼルエンジンを積むBMW 523d)という燃費が自慢。

20170112bmw-5series_008p90237201_highres_the-new-bmw-5-series

エンジンはすべてモジュール戦略に基づくツインパワーターボで、BMW 523iの2.0L直列4気筒ガソリンエンジンは、最大出力184ps/5000rpm、最大トルク270Nm/1250-4500rpmを発生。BMW 530iは同じ2.0L直列4気筒ガソリンエンジンながら、252ps/5200rpm、最大トルク350Nm/1450-4800rpmというスペックで、よりハイパワーを求める層に訴求します。

BMW 523dには、21.5km/Lを誇る2.0Lの直列4気筒クリーンディーゼルエンジンを積み、190ps/4000rpm、最大トルク400Nm/1750-2500rpmというアウトプットを得ています。

BMWといえば「シルキー6」こと、直列6気筒エンジンが欠かせません。一時は4気筒を中心としたダウンサイジングターボに進むかに思われましたが、新型5シリーズにもシルキー6を用意。3.0Lの直列6気筒ガソリンエンジンを積むBMW 540i、BMW 540i xDriveは252ps/5200rpm、最大トルク350Nm/1450-1800rpmというスペックになっています。

安全装備ではルームミラー内に2つのステレオカメラを内蔵し、ミリ波レーダーセンサーを前方に3つ、後方に2つ配置することで、日常走行域での急停止や飛び出しなどを瞬時に判断し警告、夜間や悪天候下でも安定したセンシングが可能に。

20170112bmw-5series_001

機能面では7シリーズと遜色のないフル装備となっています。まず注目は、新機能の「サポートステアリング&レーン・コントロール・アシスト」。高速走行時に車線の中央付近を走行しやすいようにサポートを行うほか、渋滞時には先行車を追従走行するもので、将来の自動運転技術を一部先取りしています。

20170112bmw-5series_002

「アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション」も新機能。ボディの前後左右に設置された4つのセンサーが車両側面の交通状況を監視し、隣車線で走行する車両が自らの車線に入ってくるなど、側面衝突の危険性が高まると、ステアリング操作に介入し衝突を回避。

20170112bmw-5series_00420170112bmw-5series_003

そのほか、後方からの衝突に備える「後車追突警告」、駐車場などから出る際に車両や歩行者などとの衝突の危険があると警告する「クロス・トラフィック・ウォーニング(フロント&リヤ)」も新機能として用意されています。新型BMW5シリーズの価格は下記のとおりです。

BMW 523i ¥ 5,990,000 BMW 530i M Sport ¥ 7,890,000
BMW 523i Luxury ¥ 7,450,000 BMW 530e Luxury ¥ 7,780,000
BMW 523i M Sport ¥ 7,430,000 BMW 530e M Sport ¥ 8,030,000
BMW 523d ¥ 6,980,000 BMW 540i Luxury ¥ 9,720,000
BMW 523d Luxury ¥ 7,680,000 BMW 540i M Sport ¥ 9,860,000
BMW 523d M Sport ¥ 7,660,000 BMW 540i xDrive Luxury ¥ 10,030,000
BMW 530i Luxury ¥ 7,640,000 BMW 540i xDrive M Sport ¥ 10,170,000

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、BMW)

 

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる