マクラーレン・ホンダのバトン 完全引退を表明。若手にバトンタッチか!?

2016 F1最終戦アブダビGPが開催される、ヤス・マリーナ・サーキットから衝撃ニュースが飛び込んできました。

来季のシートをストフェル・バンドーン選手に譲り、2017年はマクラーレン・ホンダのアンバサダーという役割に就くジェンソン・バトン選手がF1から完全に引退するというのです。

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バトン選手は2000年にウィリアムズからF1デビューを果たし、2016年F1第16戦マレーシアGPでは300戦目のグランプリとなったベテランドライバー。2009年にはブラウンGP・F1チームでドライバーズチャンピオン、コンストラクターズチャンピオンを獲得しました。

また2003年から2005年までBARホンダ、2006年からホンダが撤退した2008年までホンダレーシングF1チームのドライバーとして活躍し、日本とは縁のあるドライバーなのです。日本GPではバトン選手の応援グッズを手にしたファンの方をたくさん見かけます(女性ファンが多め!?)。

2006年ハンガリーGPではコロコロと変わる天候の中、見事なタイヤチョイスとドライビングテクニックで第3期ホンダを初優勝に導きました。バトン選手もF1参戦115戦目にして初優勝を獲得。ドライバー、チーム、そして日本のF1ファンにとっても忘れられない一戦となりました。

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かく言う私も、このハンガリーGPを見てF1の虜に。そしてバトン選手の大ファンになりました。契約では2018年にグリッドに復帰する可能性も残されており、当初は「必ず2018年に復帰する。」と言っていたのですが、突然の引退発表でどうしたらいいのか分かりません(涙)。

バトン選手はヤス・マリーナ・サーキットで行われたFIA記者会見で、以下のように発言しています。

「僕はこれがラストレースだと思っているし、他のみんなにもそう思ってほしい。8歳からモータースポーツでレースをしてきたし、ここまで長い道のりだった。」

「300戦以上のグランプリに出た。僕は自分の成果に満足してF1を離れることができる。そして僕の人生はここから始まる。」

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来年以降のバトン選手の動向について、日本のSUPER GTのなかでも特殊なレースである鈴鹿1000kmとアメリカのグローバル・ラリークロスに参戦するのではないかと噂が飛び交っています。一体どうなるのでしょうか・・・? F1での走りを見られなくなるのは寂しいですが、モータースポーツの世界にはまだいてほしいところです。

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バトン選手にとってラストレースとなるアブダビGPでは、2009年チャンピオンを獲得した時に被っていたイエローのカラーリングのヘルメットで参戦すると自身のインスタグラムで発表。また、今は亡きバトン選手のお父様が決勝日に必ず来ていたピンクのシャツをイメージし、ピンク色のラインも施されています。バトン選手のF1の歴史がつまった素晴らしいデザインですよね。

F1ドライバーではなくなりますが、これからのモータースポーツ界での活躍には注目していきたいと思います!

(yuri)

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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