ボルボ XC60に熟成極まる「Classic」を設定! 新たに採用されたエンジンの走りは?

XC60の「クラシック」には、人気グレードの2.0L直噴ディーゼルターボが設定されるのはもちろん、「T5」には新開発となる「Drive-E」こと2.0Lの直列4気筒ガソリンターボを新たに搭載。同ガソリンエンジン車は、245ps/350Nmというアウトプットを得ているだけでなく、従来モデルのT5 AWDと比べて11%向上となる12.3km/LというJC08モード燃費を達成。

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試乗したのは、その「XC60 T5 AWD Classic」 で、ロックアップ機構付きの8ATとの組み合わせにより、走り出しから力強く、箱根ターンパイクの急な上り坂でも力強さは色あせることはありません。

むしろ全長4645×全幅1890×全高1715mmというワイドで背の高いボディサイズを感じさせない軽快感すら抱かせますから、ミドルサイズSUVでもフットワークのいい走りを求めるなら見逃せないモデルといえそう。

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一方、良好な路面では乗り心地は悪くはないですが、少し路面が荒れてくると235/55R19というタイヤサイズもあってかシーンによっては左右方向を中心にボディが揺すられることも。乗り味の面では、235/60R18タイヤを履くD4クラシックの方が若干マイルドかもしれません。

2009年、日本で初の完全停止まで制御するブレーキを採用したXC60。その後、2013年にサイクリスト検知機能を追加し、2013年にフェイスリフト、2014年に「Drive-E」パワートレーンを採用。2015年には先述したようにD4と呼ぶクリーンディーゼルエンジンも設定されています。

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価格は「XC60 D4 Classic」が599万円、「XC60 T5 Classic」が629万円。ほかにも、「XC60 T5 AWD R-DESIGN」が719万円で用意されています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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