外観は、ロングボンネットとショートオーバーハングが特徴のフロントセクション、サイドはフロントバンパーからフェンダーライン、ワイドなリヤまで一体感のあるスポーティかつエレガントな仕上がりになっています。
カブリオレの大切なポイントであるシルエットは、オープン時はもちろん、ソフトトップを閉じた状態でも、スタイリッシュな美しさが追求されています。
電動開閉式の「アコースティックソフトトップ」は、高い遮音性と耐候性を備えており、ボディカラーに合わせて鮮やかな3色(ブルー、ブラック、ダークレッド)が用意され、クリアな後方視界を確保するためガラス製のリヤウインドウを採用しています。
もちろん走行中でも開閉が可能で(50km/hまで)、約20秒という短時間で開閉が完了します。
また、オープン時は車外からチラ見される可能性のあるインテリアも大切。高級な素材を用い丁寧に作り込まれていて、Cクラスに共通する上質さと実用性が両立されています。
目を惹くスポーツシートは一体感があり、高い快適性を持ちながらホールド性も良く、スポーツドライビングにも適応。
オープンドライブ時に、室内への風の巻き込みを抑え快適性を向上させる「エアキャップ」や、ヘッドレスト下部から温風を吹き出して首の周囲を確実に暖める「エアスカーフ」など、メルセデス・ベンツのオープンモデルでお馴染みの装備も用意され、寒い季節などでも快適なオープンドライブを提供するカブリオレ専用の装備が追加されています。
積載性では、トランク内左右のスイッチによりワンタッチで(50:50分割可倒式)後席シートを倒せるトランクスルー機能を備え、セダンベースらしい高い実用性も備えています。
そのほか、アルミなどを使った軽量ハイブリッドボディ、最先端の安全装備を網羅する「レーダーセーフティパッケージ」など、メルセデス・ベンツの最新モデルにふさわしい充実ぶり。
価格は、1.6L直列4気筒ターボの「C 180カブリオレ」が606万円、受注生産で2.0L直列4気筒ターボを積む「C 300 カブリオレ」が768万円、3.0LのV6ツインターボを搭載する「メルセデスAMG C43 4MATIC カブリオレ」が960万円、4.0L V8直噴ツインターボを積む「メルセデスAMG C63 S カブリオレ」が1403万円です。
(塚田勝弘)