○○○が違う!キザシの覆面パトカーを見分ける方法

キザシを見たら覆面パトカーと思え!……なんて巷で言われちゃうのも無理はない。

だって、スズキのミディアムセダン「キザシ」の日本での累計登録台数は3379台(2009年10月~2016年4月)とごくわずか。

しかも、資料(2014年に公表されたリコール届出)で確認できるだけでも908台が覆面パトカーとして警察に納入されている。すなわちキザシを4台見たらそのうち1台はパトカーという計算になるなのだ。

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なんとも凄い「パトカー率」。そんなクルマが日本自動車史上存在しただろうか?

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面白いのは、いろんな事情(コストダウンともいう)があって覆面パトカー仕様は市販車とは仕立てが違うってこと。

たとえばインテリア。キザシの日本仕様は本革シートが標準装備だけど、パトカー仕様は布シート。そりゃ、そうだ。勤務中の警察官も護送される容疑者も本革の質感を楽しんでいる場合じゃありませんからね。S_im0000000029

それからステアリング。こちらも本来の市販車は革巻きですが、パトカーは本革ではありません。同じく標準装備のクルコンも取り外し。高速道路を快適にクルージングしている場合じゃありませんからね。

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えっ、室内の違いなんてどうでもいい?

ですよね。外観での見分け方も教えちゃいましょう。

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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