さて、ゴルフGTI「ClubSport Track Edition」は、もうすでに多数の引き合いがあるそうで、最後まで読まずに!? 気になる方はのんびりしていると完売! ということになりかねませんのでディーラーに急ぎましょう。
ゴルフGTIの40周年を祝うハイパフォーマンスモデルという位置づけですが、ニュルブルクリンクでのFF最速という座をシビックタイプRから奪ったことでも話題を集めています。
今回発表された「ClubSport Track Edition」は、通常時265ps/350Nm、キックダウンすることで10秒間得られるブースト機能時290ps/380Nmというスペックですが、じつはこのモデルよりも速い「ClubSport S」という仕様があります。
こちらは、310ps版でMTのみ世界限定400台という最強バージョンですが、日本には残念ながら入ってきません。
余談ですが、日本の温暖化というか熱帯化がフォルクワーゲンの日本導入モデルに少し影響があるらしく、フォルクワーゲンの定義では、最近の日本は上から2番目に暑い「亜熱帯」地域になったそうです。
そうなると、最高出力に制約が出てくるなど、ハンドメイドではない大量生産が基本の同社ですからほかの涼しい地域にある最速モデルが入ってこない可能性もあります。
ちなみに「ClubSport S」の日本未導入とこの亜熱帯化の件が関係あるかは分かりません。マーケティング的な理由からだと思われますが。
さて、ゴルフGTI「ClubSport Track Edition」の価格は469万9000円で、写真のピュアホワイト×ブラックルーフが200台、カーボンスチールグレーメタリック×ブラックルーフが200台。トランスミッションは湿式の6速DSGのみです。
なお、もう完売してしまった、あるいは、ここまでカリカリの仕様は奥さんの許可が出ないなどの方向け? にもう少しマイルドな仕様のゴルフGTI「ClubSport Street Edition」が出るそうですので、そちらを待つ手もあります。
(文/写真 塚田勝弘)