新型に移行したMINIコンバーチブルは、2015年の東京モーターショーでワールドプレミアされたモデル。04年の初代、09年の2代目に続く3代目。
4シーターの小型コンバーチブルモデルはいまや貴重な存在で、フィアット500C(全長3570×全幅1625×全高1515mm)が最もコンパクト。ただし、セミオープンという屋根の開き方からするとコンバーチブルといいきっていいのか微妙なところ(車名のCにはキャンバストップやコンバーチブル、カブリオレの意味も込められていますが)。
やや大きめなところでは、VWのザ・ビートル・カブリオレ(4270×1815×1485mm)やBMW2シリーズカブリオレ(4440×1775×1415mm)くらいでしょうか。
さて、短時間なら大人がなんとか乗れてコンパクトとなると、MINIコンバーチブルが最初に頭に浮かぶわけですが、新型は全長3835×全幅1725×全高1415mmと、日本の狭い住宅街などでも取り回ししやすく、駐車しやすくなっています。
デビュー時に用意されているのは、1.5Lの直列3気筒ターボを積む「MINI Cooper Convertible」、2.0Lの直列4気筒ターボを搭載する「MINI Cooper S Convertible」、同じく2.0Lの直列4気筒ターボの「MINI John Cooper Works Convertible」の3モデルで、いずれも6ATのみ。
価格はクーパーが342万円、クーパーSが397万円、ジョン・クーパー・ワークスが483万円となっています。
(文/塚田勝弘・ 写真/前田惠介)