新型XC90でボルボ・デザイン、装備が大きく生まれ変わった!

ここでは概要をお届けします。

ボディサイズは全長4950×全幅1930×全高1775mm。ホイールベースは2985mm。最低地上高は225mmですが、試乗車(写真)はすべてエアサスペンション装着車で、こちらは180mm。最小回転半径は5.9〜6.0mです。

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ちなみに、ほぼ同時期に新型が発表され、日本に上陸した新型アウディQ7は、全長5070×全幅1970×全高1705mmで、ホイールベースは2995mm。最低地上高はエアサス装着車が180mm、それ以外は210mm。最小回転半径は5.7m。

アウディQ7の方がボディサイズは大きめですが、最小回転半径は0.2〜0.3m小さくなっています。

新プラットフォーム「SPA」の採用により、縦、横、高さ方向を変えられるようになった新型ボルボXC90。「SPA」の詳細は別記事でご紹介しますが、デザインの自由度が高まったことで、ボクシーでありながらスタイリッシュなフォルムを実現しているのに貢献しているそうです。

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また、電動化(PHEV)にも対応するパワートレーンも見どころ。

純ガソリン仕様は、2.0Lの直列4気筒ガソリンターボ、もしくは、それにスーパーチャージャーを加えたダブル過給器付のいずれかになります。

巨大なボディなのに2.0Lの直4ターボ(もしくはスーパーチャージャー&ターボ付)で「走るのか?」という点も気になるところでしょう。こちらも別の記事で詳細はご紹介しますが、ひと言でいえば「心配はご無用」。

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トランスミッションは全車ロックアップ機構付の8ATで、駆動方式も全車電子制御式AWDが採用されています。

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乗車定員は3列シートの7人乗りのみで、荷室容量は通常時が314L、3列目を格納すると692L、2列目も拡大した最大時は1868L(純ガソリン仕様のT5/T6)まで拡大できます。

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なお、PHEVの「T8」は、通常時が262L、3列目格納時が640L、2列目3列目格納の最大時が1816L。先代XC90には助手席の背もたれを前倒しできる機能がありましたが、これだけの大容量ですので積載スペースに不足はないはず。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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