オトコ2人で新型ロードスターに乗って鹿児島から東京までツーリングしてみた。その4:燃費の良さ、運転の楽しさで小物入れの少なさも十分カバー!

ちょっと小物入れが使いにくかったり高速走行時の騒音が気になったりしなくもない、とはいえ総合的に見ればロングドライブという状況においても新型ロードスターが思っていた以上に疲れにくくて楽しいのは事実。ツアラーとしての素性は十分で、もういちど同じようなドライブをするチャンスがあればぜひしたいと素直に言える。

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それから今回、1500キロを超えるドライブをして明らかになったうれしい性能がもうひとつある。燃費だ。「1621キロ走って検証して驚いた。やっぱり気になる新型ロードスターの実燃費はどのくらい?」で書いた通り、鹿児島~東京間1621キロを走ったトータルの燃費はスポーツカーとしては望外の16.82km/Lまで伸びたのだ(満タン法で計測)。行程の8割以上が高速道路とはいえ、速めの流れに乗って移動してこの数値は立派。高速走行のペースを落とせばまだまだ伸びる余地はあるだろう。これだけ小食なら、頻繁にロングドライブに出かけられそうだ。

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重要だから最後にもういちど書いておこう。ロードスターで小旅行は、おもっていた以上に楽しいものだ。チャンスがあればまたロングドライブに出かけたい。次は2000キロを超えるルートを設定してみようか。

ドライブ実施日:2016年1月末
移動区間:鹿児島県指宿→東京駅
指宿→福岡→大分→愛媛→徳島→神戸→大阪→名古屋→東京
走行距離:1621km/佐賀関(大分県)から佐田岬半島先端(愛媛県)までのフェリー区間は含まず
燃やしたガソリン:96.43L

(文:工藤 貴宏/映像:前田 惠介/写真:小林和久)

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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