第6位:ヴォクシー(9万2546台)
ミニバンのなかで、2015年に最も人気だったのが「ヴォクシー」です。
スポーティなルックスをもつ「ヴォクシー」は、大容量の室内空間をもつ一方で、ボディサイズとくに全幅は1700mmほどに抑えるなど取り回しにも配慮されています。また、後席は地面からフロアまで360mmと低く、子供や年配の方でも楽に乗り降りが可能なのも美点。
パワートレーンはガソリンに加えて、23.8km/Lを記録するハイブリッドも用意。人も荷物も沢山乗せる際には、ハイブリッドのスムーズな加速力は頼もしいです。
なお、今年1月の改良で安全装備「Toyota Safety Sense C」を設定したほか、ハイブリッド車にエアロパーツで武装したグレード「ZS」が追加されました。
第7位:ヴィッツ(7万7612台)
居住空間や荷室そして低燃費な走りと、クルマの実用性を実直に磨きあげた「ヴィッツ」。
その実力もさることながら、「ヴィッツ」の特徴は搭載するエンジンの種類です。ラインナップは1.5L、1.3Lそして1.0Lの3種類を用意。なかでも1.0Lエンジンは自動車税が普通車では最安の2万9500円となるのが嬉しいです。
第8位:デミオ(7万2771台)
躍動感あふれる“魂動デザイン”で人気のマツダが販売する「デミオ」は、利便性が重視されるコンパクトカーに上質感という一石を投じた一台。
とくにインテリアは色と素材にまでこだわり抜かれており、足を踏み入れた瞬間から高級感を味わわせてくれます。
また、マツダを象徴するテクノロジーであるディーゼルエンジンを搭載。1498ccと排気量は少ないですが、1400~3200rpmと幅広い領域で220Nmものトルクを発揮するため、街乗りから高速まで様々な場面で力強く走ってくれます。
ちなみに、ガソリンエンジンも用意。そのほかにも運転好きにも嬉しい6速MTも選べます。
第9位:ヴェゼル(7万1021台)
2013年の発売以来、SUVで圧倒的な存在感を放っている「ヴェゼル」。
力強さと美しさを兼ね備えたルックスと仕立ての良いインテリア、そしてハイブリッドで高い人気を集めています。また、ハードウェアの多くを「フィット」と共有しているため、SUVとしてはコンパクトな体躯からは想像が出来ないほど室内空間が広いのも魅力のひとつ。
そんな「ヴェゼル」の魅力をさらに引き立てる特別仕様車「スタイルエディション」が現在販売中。専用インテリアに加えて、専用色「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」が選べます。
第10位:シエンタ(6万3904台)
2015年7月に発売された「シエンタ」。
その最大のポイントはパッケージングであります。ボディサイズ(全長×全幅×全高)は4235×1695×1675mmと、ミニバンではトヨタ最小。しかしながら、3列目席を備えており、最大7名の乗車定員を実現。
その実用性に加えて、トレッキングシューズをイメージしたというルックスも個性を求める方々にウケ、発売から一ヶ月で目標の7倍を達成するほどの人気を集めています。パワートレーンはガソリンとハイブリッドが用意されています。
(今 総一郎)