まるで日常!? 新型プリウスの広報写真が生活感に溢れている理由を探る

そして極めつけは……

A_PRIUS_05_s (1)

新宿西口のヨドバシカメラ前。

そっ、そうきたか!もはや、海外の雑誌の日本リポートの写真として使われていそうな感じになってきました。

さらにこんなのもあります。

A_PRIUS_07_s

場所は分からないけど、背景は「美しい」というより「雑然」。特別美しい町並みでもないし、電柱が邪魔で普通は雑誌用の撮影もこんな場所ではしません。

こういう“日常過ぎる広報写真”はかなり珍しいですね。どうして新型プリウスはこういった広報写真にしたのか?

担当者が適当に写真を作ってしまった……なんていうのはまずないでしょう。いくらなんでもそんなワケはない(と思う。たぶん)。

じゃあなぜ?

「日常」を表現したかったのではないでしょうか。キレイな写真はたしかにいいけれど、美しすぎるとなんだか現実離れ。

それよりも、今やかつてのカローラのように国民車となったプリウスの「日常に溶け込んだ、生活に密着した様子」を表したかったのではないかと思います。

そういえばトヨタは少し前に、こんな広報写真も作りました。

A_crwr1510_01_s (2)

夜の銀座+クラウンマジェスタ。似合い過ぎです。

(工藤貴宏)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
続きを見る
閉じる