トヨタ自動車が先頃発表した今年1-10月のダイハツ、日野を含む国内累計販売台数は182.3万台(前年同期比-7.0%)、グローバル生産台数は842.8万台(同-2.5%)となっています。
また新聞報道によれば、同期間における世界販売台数は835.3万台(同-1.2%)で依然首位を維持している状況。
ガソリン安を背景に北米でピックアップトラックなどの販売が好調だったものの、国内や新興国での販売が振るわず前年実績を下回っています。
一方、これまで世界販売で首位の座を目指していたVWはディーゼル車への違法ソフトウェア搭載による排気ガス認証試験擬装問題などで826.2万台(-1.7%)に留まっており、首位のトヨタとの差が9.1万台まで拡大。
中国では減税効果もあり、VWの10月単月の販売は前年比増に転じているものの、世界販売では-3.5%減(83.1万台)と、9月度から更に落ち込みが拡大している状況。
残り2ヶ月の世界販売動向が引き続き注目されます。