とくに後者は、GMが設計から生産まで行っているもので、Z06用は、自動的にパフォーマンス走行を認識し、変速レスポンスを変更するなどの専用チューニングが施されています。
今回の変更では、シボレー初となる「Apple CarPlay」への対応がトピックス。VICS3メディア対応の大容量(16GB)SDナビゲーションを搭載し、地上デジタルTV内蔵の「MyLink統合制御ナビゲーションシステム」が標準装備されています。
「Apple CarPlay」使用時は、「Siri」の音声コマンドによる安全な操作が可能で、ハンズフリーで電話、ミュージック、メッセージなどのiPhone機能とオーディオブック、PodcastといったそのほかのiPhoneアプリケーションの操作ができます。
また「MyLink」もアップデートされ、新たに標準装備されたフロントカーブビューパーキングカメラの映像が「MyLink」画面上に3分割で表示されるようになっています。
これにより、駐車する際に縁石や障害物などとフロントスプリッターの接触が防ぎやすくなるなど、低く構えたコルベットならではの悩みを解決してくれるはず。その他にも、リヤハッチ/トランクオートクロージャーも追加されるなど、実用性の向上が図られているのも朗報です。
そのほか「Z07パフォーマンス・パッケージ」をオプションパッケージ(135万円!)で用意。
こちらは、サーキット走行のための装備で、ブレンボ製カーボンセラミックブレーキとミシュランパイロットスポーツCup2タイヤを装着。さらに、エアロダイナミクス装備として、ヴィジブルカーボンファイバー製グランドエフェクト(専用フロントスプリッター/コーナー、専用調整式クリアリヤスポイラー(ヴィッカービル)がセットになって装着されます。
車両価格は、シボレー・コルベットZ06(クーペタイプ、7速MT)が1425万円、シボレー・コルベット Z06(クーペタイプ、8速AT)が1442万円、シボレー コルベット Z06(コンバーチブルタイプ、8速AT)が1502万円です。
(塚田勝弘)