タンク内の水を霧状にしてインテークマニフォールドの高圧空気に直噴して気化することで、燃焼室内の温度を下げ500psまで出力を向上させることができます。
さらに、インテリジェント・ライトウェイト構造により 3.0kg/psという驚異的なパワー・ウェイト・レシオを達成。燃費も出力を考えると上々といえる8.3L/100kmを達成。
プレスデーでは、ステージ横に配置された新型BMW X1も必見です。ボディサイズは全長4455×全幅1820×全高1610mmで、全幅は20mmワイドになり1800mm制限がある駐車場の制約も気になるところですが、全長は30mm短くなり狭い道でも取り回ししやすそう。
なお、展示車のX1 xDrive20i xLineは、2.0Lの直列4気筒エンジンを搭載し、192ps/5000rpm、14.6km/Lという燃費を達成しています。
フランクフルトモーターショーで公開されたプラグインハイブリッドも注目です。日本初公開(アジア初公開)のBMW 330eは、2.0Lの直列4気筒ターボとモーターを組み合わせたPHVで、欧州複合モードで約52.6km/L、EV走行でも約40km走行できます。
さらに、BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーのBMW 225xeでも、電気だけのローカル・エミッション・フリー走行が可能。こちらは1.5Lの直列3気筒に後輪を駆動するモーターを組み合わせ、モーターのみで41kmの走行が可能で、約50km/Lの燃費を達成。
また、BMW 7シリーズのプラグイン・ハイブリッド・モデルであるラグジュアリー・セダンBMW 740e、同じく発表済みのBMW X5 xDrive40eも含め、コンパクトカーから大型モデルまで揃うことになります。
(塚田勝弘)
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