【東京モーターショー15】スバルがコンパクトクロスオーバーSUVを市販?「VIZIV FUTURE CONCEPT」

スバルブースにある「VIZIV FUTURE CONCEPT」は、市販化を前提としないコンセプトモデル。

アイサイトを進化させた自動運転技術やダウンサイジングターボを使ったハイブリッド、そして新型プラットフォームなどスバルの次世代の技術を採用している、とアナウンスされています。

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パッケージングは、一見したところフォレスターを思わせるようなSUV。フォレスターの次期型か?と思ったのですが、よくみるとフォレスターよりはひとまわり小さいようですね。

しかし、パッケージングの現実度がかなり高い。市販を前提としないコンセプトカーは居住性や実用性を無視したパッケージングとなることが多いのですが、「VIZIV FUTURE CONCEPT」は妙にリアリティのあるカタチになっているのです。観音開きドアや細部のショー用の演出はともかくとして。

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ここまで完成度が高くて現実的なのに、実際のスバルのラインナップ上には現在存在しないポジションの「VIZIV FUTURE CONCEPT」。もしかしたら、このクルマはスバルがコンパクトSUVカテゴリーへ参入することを意味しているのかもしれません。

日産ジュークが切り開き、国産車などはマツダCX-3、ホンダ・ヴェゼルなどが属するコンパクトSUV。欧州では大ブレイク中で、スバルがそこに参入するとしても、まったく無理のない話しなのですから。

(工藤貴宏)

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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