今年で創立50周年を迎えた警備保障の大手「ALSOK」が、商業施設などにEV用の急速充電器を設置するサービスを開始すると発表しました。
経済産業省は「自動車産業戦略2014」において「EV、PHVの普及目標を2020年に全体の15~20%、2030年に20~30%を目指す」としており、同社はEVの普及促進には外出先で電欠の心配をする必要が無い環境の整備が不可欠と判断、「EV用急速充電設備設置サービス」を開始することにしました。
同サービスの具体的内容としては、EV用の急速充電設備の設置に必要な現地調査、補助金の申請、設置工事、アフターサービスなどを提供します。
・現地調査
急速充電器を設置するための既設受電設備の空き容量、空き回路の有無、
設置場所、配線経路などを調査・補助金申請書類の作成・申請
補助金の交付事務を行っている次世代自動車振興センターに提出する
補助金申請書類の作成および提出、提出後の確認・設置工事
・アフターサービス(OPT) 定期的な保守サービスの提供
提供価格はキュービクル(変圧設備)増設の場合約540万円、分岐開閉器設置の場合約400万円、急速充電器専用直接受電の場合は約370万円(いずれも税別価格)で、主な販売・サービス提供エリアは関東圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の他、静岡県、愛知県、大阪府、福岡県、大分県が対象となっています。
販売開始時期は9月で、販売目標は今年度に10件(約5,000万円)を予定。
「ALSOK」は、本事業への参画が地球環境負荷削減の取り組みにも繋がることから、グループをあげて急速充電器の販売および設置を行うサービスを提供し、環境に優しい社会の実現に取り組んで行くとしています。
■ALSOK Webサイト
http://www.alsok.co.jp/
■自動車産業戦略2014(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/press/2014/11/20141117003/20141117003-A.pdf
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