ジープ伝統の丸いヘッドライトと7スロットグリルを採用し、ショートオーバーハングや台形のホイールアーチが印象的なフォルムは、伝統と新しい要素が巧みに融合されていて、ランドローバー(レンジローバー)がイヴォークでデザイン変革を起こしたのを思い起こさせます。
細部までこだわりが表現されていて、ヘッドライトやテールランプ、ルーフなどさまざまな場所に配置されている「X」のマークは、1940年代米軍がガソリン運搬用に使用した「ジェリカン」の表面に描かれたマークから由来しているなど、レネゲードのデザインテーマとなっているそうです。
最上級グレードの「トレイルホーク」にオプション設定されるルーフの「My Sky(マイスカイ)」は、ジープ・ラングラーのハードトップを基に開発され、フロント部分は電動で開閉可能、フロント、リヤともに取り外し可能。
前後パネルともに2.2kgと軽量なので簡単に取り外すことができ、オープンエアドライブを気軽に楽しめるなど、コンパクトSUVにはなかった仕掛けも用意。
インテリアデザインのテーマは「テクトニック(Tek-Tonic)」で、Jeepの世界観をベースに、快適さと機能性の融合を組み合わせたそうです。
外観の「Xマーク」や7スロットグリルなどジープならではのアイコンを、外観以上に多数採り入れ、「エクストリームスポーツ」からインスピレーションを得たディテールも特徴。
エアアウトレットやシフトベゼルにスキーのゴーグルやブーツ、そして、艶やかな色彩のカラビナからヒントを得てデザイン、カラーリングが施されています。
また、タコメーターのレッドゾーンは、ペイントボールゲームで被弾した際の塗料が飛び散った模様をイメージするなど、遊び心に富んだものになっています。
ボディカラーは、全グレードにブラック、アルパインホワイト、コマンド(グリーン)、コロラドレッドの4色を設定。
さらに、「オープニング・エディション」にはオマハオレンジ、「リミテッド」にはシエラブルー、「トレイルホーク」にはソーラーイエローと、グレードごとに専用カラーが用意されています。
■ジープ初のコンパクトSUV「レネゲード」は300万円を切るモデルも設定
https://clicccar.com/2015/09/04/325041/
(塚田勝弘)