従来型の5.4L V8エンジンは、314ps/495Nmというスペックで、トルクこそ分厚いですが、車両重量が2.7tを超えることもあって、数値ほどの速さは実感できず、まずまず必要十分という印象でした。
新搭載のV6 3.5L「EcoBoost」は、最高出力385ps/5250rpm、最大トルク624Nm/2750rpmを発生。1700rpmからピークトルクの90%を発生し、どの速度域からでも力強い加速を実現するそうですから、動力性能が大幅に強化されています。
足まわりも変更されており、走行中の車両を1,000分の2秒ごとにモニターし、サスペンションの設定を最適化する「可変コントロールダンピング・サスペンション」を採用。
ハンドリング性能の向上とともに、快適性向上の両立が図られています。駆動システムは、従来と同様にコントロールトラック4WDシステムとしながら、新型では滑りやすい急勾配を下る時に有効なヒルディセントコントロールを装備し、SUVとしての走破性もアップさせているそうです。
価格はビッグマイナーチェンジ前の928万円から1028万円(税込み)と大台を突破!機会があれば、「リンカーン」ブランドの最上級SUVナビゲーターの走りなど、その実力をご報告したいと思います。
(塚田勝弘)