新型シビックタイプRは最高速270km、出力310馬力と判明!【動画】

速さだけでいえば2ペダルという時代ですが、あくまでドライバーズカーとして6速MTをラインナップするシビックタイプR 。その変速比幅は4.9というタイトなもので、LSDも標準装備となっています。

●シビックタイプR 6速 変速比
1速:3.625
2速:2.115
3速:1.529
4速:1.125
5速:0.911
6速:0.734
後退:3.757
最終減速比:3.842

Civic Type R Pan-European launch

ちなみに、専用の6速MTを与えられた他モデルの変速比幅の例を挙げると、ホンダS660で5.2、新型マツダ・ロードスターでも5.1、トヨタ86では6.1となっています。

馬力が控えめなモデルでは比較的クロスしたギヤ比を求める傾向にありますが、310馬力のシビックタイプRがそれよりもタイトな変速比幅としているのは、限界走行を最優先したギヤ比となっていることが想像できるのです。

その答えは、FF最速という最高速にありました。6速は巡航ギアではありません。最高出力を発生する6500rpmまで回すことができる変速比に設定され、そのときのスピードは270km/hに達するというのです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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