塚田勝弘 
先代レジェンドにあった遠赤外線を利用したナイトビジョンのような驚きの装備は少ないですが、このスイッチ式ギヤセレクターをはじめ、投影型ヘッドアップディスプレイ、ナビ用ディスプレイのほかにオーディオ用などのディスプレイを配置した上下2画面の配置など、ホンダらしく先進的なインターフェイスにも注目。
このクラスで欠かせない後席の広さもほとんど不満はなく、前後席ともにシートサイズの大きさ、厚みともに十分。
4WDでもプロペラシャフトがなく、インバーターなどを集約したPCUはセンターコンソールに内蔵されていますから、複雑な構成の割にフラットなフロアも高級車にふさわしい仕上がりで、ホンダらしいパッケージングの巧みさを感じさせます。
オーディオにもこだわっていて、アメリカで最大規模を誇るホームオーディオの名門「KRELL（クレル）」社で、14スピーカーを配置した専用設計になっています。
荷室は402Lとこのクラスではやや小さめですが、後席後方にリチウムイオンバッテリーを含むIPU（インテリジェントパワーユニット）搭載している点を考えると致し方ないところでしょう。
レザーシートのインテリアカラーは全3タイプで、ラグジュアリーなムードを漂わせています。
■ホンダ「レジェンド」画像ギャラリー［エクステリア編］ ー 輝きを感じさせるヘッドライト
https://clicccar.com/2015/03/28/300588/
（塚田勝弘）
