塚田勝弘 
前席は大きめのシートサイズはもちろん、身長171cmの筆者なら頭上空間も不足はなく、低い位置に座らせ、少し足を投げ出すように座らせるスポーツクーペらしい着座姿勢になります。
後席は荷物置き場として使う人が多いでしょうが、苦しい姿勢になる乗降性は別にして座ってしまえばヘッドクリアランス、フットスペースともに想像以上に余裕があります。身長171cmの私がドラポジを決めた後ろには、膝前に拳2つほど、頭上には手の平2枚くらいの空間が残ります。
フロアからの座面の高さは低めではありますが、身長170cmくらいまでであれば非常用としては十分なスペース、快適性が残されているのは美点。後席の快適性はスカイラインクーペよりも上という印象を受けます。
トランクルームはそれなりのサイズで、開口部も荷室ともに天地高は低めですが、ハイブリッド仕様でも後席を前に倒せますから長めの荷物も積載できますし、9.5型のゴルフバッグを2セット積載可能。
乗降性や積載性を考えると、小さな子どもがいるファミリーユースにはさすがに向きませんが、独身の方やディンクスなら日常使いから数泊のロングドライブまで十分に応えてくれますし、セカンドカーとしてももちろん満足できるはずです。
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（塚田勝弘）
