クルマを買ったときや新年を迎えての初詣で、クルマの“お祓い”をしてもらう方は少なくないでしょう。
多くの神社やお寺で“お祓い”を受けることはできますが、やはり有名どころで“お祓い”をやってもらいたいという方も多いはず。
そこで、そんな方にオススメの名所をご紹介いたします。
■明治神宮(東京都渋谷区代々木神園町1-1)
例年、初詣で日本一の参拝者数を誇ることで有名な明治神宮。
高層ビルがひしめく都内とは思えないほど自然があふれており、富士山から皇居へ向かう龍脈が合流する土地、いわゆるパワースポットでもあります。注目すべきは、クルマのお祓いの際に社の中を走らせられる点。クルマにもたっぷりとパワーを浴びせることができるわけですね。“お祓い”が終わったら、そのまま都内をドライブするのにもピッタリです。
■高幡山金剛寺(東京都日野市高幡733)
「交通安全祈願の本山」と呼ばれる高幡不動尊。その始まりは平安時代の初期と歴史は長く、成田山新勝寺と玉嶹山總願寺とあわせて関東三大不動の一角を担います。また、新撰組のメンバーであった土方歳三の菩提寺でもあり、多くの資料が展示されています。
■谷保天満宮(東京都国立市谷保5209)
明治41年8月1日に宮様ご先導による「遠乗会」と称された国内初のドライブツアーの目的地が谷保天満宮。境内のなかにある梅林では「日本の自動車の将来」が熱く語られたそうです。その帰り道、事故や故障もなく無事に帰れたことから“交通安全発祥の地”とも言われています。
■大本山川崎大師平間寺(神奈川県川崎市川崎区大師町4-48)
1128年に建立されて以来、880余年間にわたって「厄除け」のご利益で有名。煩悩を焼き浄めて大厄を消除するとされる“お護摩”をはじめ、本堂とは別にある「自動車交通安全祈祷殿」では、クルマだけでなくドライバーや同乗者も一緒に交通安全の祈願を受けられるのが魅力です。
■大本山成田山新勝寺(千葉県成田市成田1番地)
交通事故はドライバーのわずかな油断から生まれるもの。ここ関東三大不動がひとつ「大本山成田山新勝寺」の御本尊の不動明王は、右手に握る剣で心の迷いを断ち切り、そして左手に持っている羂索の縄で煩悩を封じ、正しい教えの道へと導くとされています。ドライバーの安全を祈願するのにオススメです。
ちなみに、2015年にワタクシが注目しているのが「神田明神(東京都千代田区外神田2-16-2)」です。
神田、日本橋、秋葉原、大手町・丸の内など108の町々の総氏神様として1300年近くの歴史をもつ名所で、縁起、取引、勝負、入試のご利益に加えて、秋葉原電気街を氏子にもつことからコンピューターや携帯電話のご利益もあるとか。
電子制御が当たり前のクルマにとって、新たな名所になるのではないでしょうか?
(今 総一郎)