レンジローバーとレンジローバー・スポーツのオフロード性能を強化

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今回、レンジローバーとレンジローバー・スポーツが着手したのは、次世代オールテレイン・プログレス・コントロール(ATPC)の初採用、燃費とパフォーマンスアップを果たした3.0L V6エンジンの搭載、ヘッドアップディスプレイのオプション設定、そして日本では残念ながら関係ありませんが、3.0L V6ディーゼルのパワーアップと燃費向上となっています。

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まず、注目の「オールテレイン・プログレス・コントロール・システム(ATPC)」は、走行時はもちろん停止時でもブレーキを離しても一切のペダル操作をすることなく、速度を維持するシステム。

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機能としては、トヨタの「クロールコントロール」に似ていて、低速時(1.8km/hから30km/h)にアクティブになり、前進、後退時どちらでも作動します。

レンジローバー・スポーツに搭載されるSDV6(スーパーチャージドV6エンジン)も改良され、最高出力340ps、最大トルク450Nmを発揮しながらも、燃料効率は1.9%改善。新開発のサーモスタットでエンジンがいち早く暖まるほか、レーザー加工のインジェクターにより、精密に最適化された噴出器で燃料が直接噴射されます。

さらに、改良型カムシャフト・チェーンガイド、ツーステージ式オイルポンプ、ピストンとガジオンピンに施されたダイアモンドのような新しいコーティング、低粘性のオイルなどにより、摩擦抵抗を低減し、効率が向上しているとのこと。

意外ですが、ヘッドアップ・ディスプレイ(HUD)の初搭載もニュース。HUD には速度、シフトインジケーター、クルーズコントロールなどの情報、ナビの案内が含まれ、ドライバーが任意で表示する項目を選択することが可能です。

日本でのデリバリーはまだアナウンスされていませんが、強力なライバルが多いだけに早い上陸が待たれます。

■「レンジローバー・プレミアムエディション」は安全装備満載の30台限定
https://clicccar.com/2014/07/09/261174/

■「レンジローバー・スポーツ・ステルスパック」が世界デビュー
https://clicccar.com/2014/06/30/260138/

■俊敏なのに極上の乗り心地にうっとり【レンジローバー・スポーツ試乗記01】
https://clicccar.com/2014/03/01/248053/

■エアサス、テレインレスポンスの高い完成度【レンジローバー・スポーツ試乗記02】
https://clicccar.com/2014/03/18/249479/

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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