レクサス初のターボの走りは?【レクサスNX試乗記01】

LEXUS_NX_19エコモード/ノーマル/スポーツ/スポーツS/S+というドライブモードセレクトにより状況などに応じて走行モードの選択が可能で、まずは街中での印象から。

NX_01各自動車メーカーが採用するこうした「エコモード」は、極端に燃費重視でストップ&ゴーが連続するようなシーンでは「もう少し走ってくれないと!」後続車の存在も気になる、というセッティングも少なくありません。

レクサスNX200tの「エコモード」は、街中から国道などの高街路でもとくに不足を感じさせず、とくにスポーツドライビングを楽しむわけではない状況下なら、ほとんどストレスを感じさせずに走らせることができます。

高速道路に乗り入れると、流入路では少しパワー不足を抱かせますが、ダイヤルを押すと「エコモード」から「ノーマル」になりますので、首都高速などにある流入路がよほど短い場所でもない限り、余裕を持って合流できますので、日常使いでは「スポーツ」の出番を感じさせないほど。

LEXUS_NX_18街中でもうひとつ印象的だったのは、乗り心地の良さ。レクサスRXも最新モデルではより洗練されているかもしれませんが、私が乗ったレクサスRXの現行型やトヨタ・ハリアーよりも当たりが柔らかく、少しソフトな乗り味で好感が持てます。

「F SPORT」にはヤマハ製のパフォーマンスダンパーが装着されていますが、フラットライドでこれだけ乗り心地がよく、しかもひと昔前の「ダンナ仕様」的な頼りない足でもないので、これならファミリーユースからスポーツ走行を重視する人まで満足させる秀逸な仕上がりといえます。

■レクサスNXが月間目標の約14倍を受注した4つの理由とは?
https://clicccar.com/2014/09/07/267301/

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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