最高出力と最大トルクはジャガーFタイプ R CoupeやジャガーXJR、XKR-S Coupeと同じ。ジャガーのスポーツカー、スポーツサルーンと同じスペックをSUVのレンジローバー・スポーツでも実現しているわけですが、大きく重いSUVがとんでもない速さで駆け抜けるとなるといろいろと心配も出てきます。
しかし、あくまでベースとなるレンジローバー・スポーツでの試乗体験によるものではありますが、おそらくあのシャーシとボディならこの強心臓も受け止めてしまうのではないか、という予想もできます。
同社のテストでは心配ご無用で、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは8分14秒で、量販型SUVとしては最速の1台になっていますから「レンジローバー・スポーツ SVR」のハイパフォーマンスぶりを証明しているといえるでしょう。
なお、「レンジローバー・スポーツ」と比べると、40ps/56N増強しつつ、先進的なZF製8HP70 8速ATと、4WDシャーシも最適化が図られ、天候条件に関わらず驚異的なパフォーマンスが発揮できるよう補完されるとのこと。
また、ランドローバーでは初となる電子制御式バルブを備えた「2ステージ・アクティブ・エグゾースト・システム」を搭載しています。
このシステムはサウンドクオリティ、パフォーマンスを最適化しながら、レンジローバーにふさわしく、安定したドライビング時の洗練性に悪影響を与えることなく高回転域に達したときはレーシングカーを髣髴させるエンジン音を響かせてくれるのが特徴。
タイヤもレンジローバー初のパフォーマンスを最適化させたコンチネンタル製タイヤ「SportContact5」(サイズ:295/40 R22)と22インチのアロイホイールをオプション設定。
標準装備では、新たにデザインされた21インチのアルミホイールとオールシーズン・タイヤ(サイズ:275/45 R21)が組み合わされています。
■史上最速のレンジローバー「スポーツSVRプロトタイプ」が登場!【動画】
https://clicccar.com/2014/06/29/260145/
■「レンジローバー・スポーツ・ステルスパック」が世界デビュー
https://clicccar.com/2014/06/30/260138/
■550psのレンジローバー・スポーツRSをスクープ!
https://clicccar.com/2014/05/07/254655/
(塚田勝弘)