膝を守るニーエアバッグは、インパネやステアリングコラムなどとの衝突を避けるのが役割で、中型車以上の多くに標準もしくはオプションで用意されています。ニー(膝)といっても膝から脛辺りまでをカバーするタイプが一般的なようです。
フォードが2015年モデルの新型マスタングに搭載すると発表したのは、助手席用のニーエアバッグで、グローブボックスのリッドに組み込めるまで小型・薄型化されているのが特徴。
エアバッグを膨らませるためにガスを発生させるインフレーターは、従来よりも65%も軽量化され、サイズも75%まで小さくなっているそうです。
形状を見ると、「バッグ」というよりも膝当てのような形状ですが、すでにアメリカでは15の特許を得ています。
(塚田勝弘)