スタイリッシュなフォルムが身上のアウディA7スポーツバックがドイツ本国でフェイスリフトを受けました。クーペ風サルーンの先駆者であるメルセデス・ベンツCLSをはじめ、BMW6シリーズ グラン クーペやポルシェ・パナメーラもライバルでしょうが、A7スポーツバックは車名からも分かるようにハッチバックであり、ボディ形状は異なります。
しかし、その辺りはあまり考えずに、ブランドや価格、全体のデザインなどで比較して購入を考えている人がいても不思議ではありません。あるいは価格帯は異なりますが、装備や中身を考えると、フォルクスワーゲンCCという選択肢もアリかもしれません。
今回のマイナーチェンジは、フロントグリル、ヘッドライト、バンパー、テールランプのデザイン変更がメイン。さらに、電子制御式マトリックスLEDヘッドライトを設定し、対向車のドライバーを眩惑させずにすみます。リヤにもLEDを標準装備。
エンジンは新開発の3.0L V6 TDIエンジンのほか、450hpの4.0 TFSIには気筒休止システムを搭載し、ガソリンエンジンは2種類を用意。
ドイツ本国での発売は夏の終わり頃で、A7スポーツバックが5万1300万ユーロ(約712万円)から、S7スポーツバックが8万2300ユーロ(約1142万円)からになります。
(塚田勝弘)