クラシック空冷ポルシェ対応の新エンジンオイルをポルシェ自身が発売

ポルシェ356は、ポルシェの名が付いた初めてのモデルで、フェルディナント・ポルシェは1951年に亡くなりましたから、最後に見届けたクルマ。日本には三和自動車が輸入しています。356以上に激レア物件といえば、フォルクスワーゲンと共同生産されていたポルシェ914で、現在日本で流通しているのはごくわずかで、コレクターが手放さないはず。

PJ14_0057_fine5月28日からポルシェ ジャパンが正規販売店で販売するのが、「ポルシェ クラシックモーターオイル」で、ポルシェとドイツのオイルメーカーによる共同開発により生まれたもの。「20W-50」、「10W-60」という2種類のグレードを用意しています。

th_S10_0076_a4356、914と初期の911(2.7LまでのGモデル)に理想的なのが「20W-50」の粘度をもつマルチグレードオイル。

PJ14_0058_fine「20W-50」は、あらゆる温度環境において理想的な保護性能を持ち、コルク製シールや鉛を含有するベアリングにも適合するのが自慢です。

ドライサンプ潤滑方式を持つ3.0L以上の空冷水平対向エンジンを搭載した911モデルには、最新のオイル技術のメリットを享受できる「10W-60」の粘度を持った100%化学合成オイルが適任。

PJ14_0059_fineエンジンスタート時の冷間時や大きな負荷がかかる高温状態でも、これらのエンジンに理想的な保護性能と清浄性を発揮するとのこと。

クラシックエンジンに採用されている合金やシール剤に合わせて開発されていて、高温域での優れた柔軟性と安定した保護性能を発揮し、理想的な耐摩耗性と耐食性を確保しています。

なお、クラシックポルシェをモチーフとしたオイル缶は、ヴァイザッハのポルシェデザインスタジオでデザインされています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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