トヨタ・ハリアーの成功を持ち出すまでもなく、日本(世界的にもそうですが)のクルマ好きにとってSUVは、スポーティでありながら高い実用性を得られるジャンルとして現実的な選択肢なのでしょう。
4月20日〜29日まで開催される北京モーターショーでワールドプレミアとなる「LEXUS NX」は、「Premium Urban Sports Gear」をコンセプトに掲げ、ひと目で「Sports Gear」と感じさせるアグレッシブなスタイリングが身上。
大きなスピンドルグリルから始まる「菱形ボディ」に張り出した前後ホイールフレアを融合させることで、タイヤの存在を強調し、SUVらしい力強さを表現しています。
また、先進的なイメージのヘッドライトは、3眼フルLEDで、スピンドルグリルとともにレクサスの独自性を強調し、クーペのような特徴的なルーフでありながら十分な後席のヘッドルームを確保。
立体の流れにスピンドルグリルの形状のテーマを採用したというリヤビューでは、美しさとスポーティさを追求したというL字型のLEDリヤコンビランプが印象的です。
インパネは、金属を削りだしたような質感のセンタークラスターは、革調のニーパッドとのコンビネーションでSUVらしい力強さと素材による洗練された質感を両立しているといいます。
写真を見る限り、内・外装ともにスポーティで洗練された印象の「レクサスNX」は世界的に競争の激しいこのクラスでも十分な魅力を放っているように感じられます。
(塚田勝弘)