なんだよ、こんなの余裕じゃん。動画を見ているとついそう思ってしまいます。だって、そんなに深くなさそうだから、完全には沈まなそうじゃん。でも、乗ってるほうはかなり焦ってます。
まぁ、実際に自分でもこういう状況になって、腰まで水につかってきたりしたら焦るんでしょうね。
これは海外の映像ですが、ラリー中に水路に転落したため、そこから脱出する模様が車載カメラで記録されていたという動画です。これほど車載カメラが普及した現在でも、けっこうレアな動画だと思います。
しかし、これくらいの浅い水路に転落しただけでも、これほど焦るんですから、もっと深い海に転落したりしたら、脱出も大変でしょうね。じっさいに転落したら、どうやって脱出すればいいんでしょうか?
ホンモノの転落事故の車載映像というのはなかなか見つからなかったんですが、実験動画はいくつか見つかったので紹介しましょう。
まずは、われらがJAFの動画から。さわやかなBGMが使われているので危機感を感じませんが、けっこうヤバそうです。
次は、海外の動画です。以前、最高速アタックで女性最高記録を叩き出した動画を紹介したこともあるジェシー・コムズさんが身体を張っています。
もうひとつ。こちらはアメリカABCニュースのコーナーのひとつです。上のふたつよりも現実的な落ちかたをしているといえるかもしれません。かなりヤバいです。この動画のなかでは、「クルマが沈んでからドアを開けようというのではもう遅い」といっています。
サイドウインドウを割るためのハンマーを装備しているひともいると思いますが、この動画を見るかぎり、サイドウインドウを割ったら割ったで、そこから猛烈な勢いで水が流れ込んでくることになります。脱出はそう簡単ではなさそうです。転落してしまった場合には、1秒の猶予もなくフルスピードで的確な行動をしないと助からないかもしれません。
(まめ蔵)