すでにご紹介した通り、大好評だった1/8スケールモデル「週刊 R35 GT-R」のエンジン編となる1/5スケールモデル「週刊NISSAN R35 GT-R VR38DETT」がデリバリー開始しました。
世界トップクラスのハイパフォーマンエンジンであるVR38DETTですが、初めて模型化されたというだけでも驚きを隠せませんが、さらに、構成する各パーツの精巧さにも思わず息をのんでしまうといったところではないでしょうか。
それもそのはず! 日産自動車の監修だけではなく、実際のVR38DETTを組み立てることのできる選び抜かれた精鋭『匠』の協力も得て製品化されているわけですから、推して知るべしといったところでしょう。
前説が長くなってしまいましたが、今回のクリッカーでは、各号で実際にどんな組み立てをするのかをご紹介しつつ、主なパーツの特徴や実際のエンジンディテールについてもお伝えしちゃいます。
■第1回【シリンダーブロックの組み立て】
モデルカーから購読されている方向けに、記念すべき100号にはエクストラとしてエンジン編の第1回目のパーツが同梱されています。エンジン編から始められる方向けとしては、増刊号(特別価格:790円税込)が用意されています。
実車のシリンダーブロックはアルミ鋳造製で、プラズマ溶接を施したライナーレスのシリンダーボアを採用。高耐久性と低摩擦を実現しているのが特徴です。スケールモデルでは、シリンダーブロック、左右の燃焼室、エンジンカバーなどを組み立てます。
エンジンカバーは2011年モデル。これは、先ほど完結したモデルカーと同じ年式でもあります。
■第2回【クランクシャフトの組み立て】
エンジン編はモデルカーから引き続いているため、第2回目のパーツは101号となります。
実車のクランクシャフトは、ピストンの上下運動で生じる力を回転運動に変換する部品。VR38DETTでは、鍛造製の7カウンターウエイトのクランクシャフトを採用しています。1/5スケールモデルは組み立て式となっていますので、同時に構造を理解することもできるはずです。
VR38DETTの7ウエイト・クランクシャフトを忠実に再現。さらに、エンジンモデルの最大の特徴でもある可動式パーツを採用!! なお、一目ではパーツに区別がつきにくいこともあるかもしれないということで、組み立て時にわかりやすいよう1から19までの番号が刻印されているのも特徴です。
■第3回【ピストンの組み立て】
パッケージ、マガジン表紙とも、各角度から撮影された3パターン写真を各号でローテーション掲載しています。お手元にと届いた際の目安にすることもできますね。実物を思わせるパッケージ(マガジン表紙)イメージ写真も、スケールモデルの精巧さを物語っているといってもいいですね。
実車では、ドライバーの意思に俊敏に反応するエンジンレスポンスとパフォーマンスを獲得するため、9.0:1という圧縮比に設定。ピストンは強度、耐熱性の高い鍛造品を採用しています。
ピストンを組み立てたら、100号(増刊号)で組み立てたシリンダーブロックにピストンを挿入し、さらに、101号で完成させたクランクシャフトも組み込みます。ピストンはコンロッドでクランクシャフトに連結されており、ともに可動します。
パーツ写真だけ見ていると、なにがなんだか……って思ってしまったレポーター。果たして、組み立てることができるのかという不安を覚えましたが、混乱しそうなパーツには数字を刻印するなどのサポートもあるので、これなら順番やパーツを間違えずに組み立てることができるなっ、と安堵したのが正直なところです。
ということで、足早にざぁっと3回分のパーツを見てきましたが、すでに3回でこれだけの再現性にビックリ! できあがりの重量感もズッシリと、これからの組み立てに否応なしに期待は膨らむばかり。さらに組み立てガイドには各パーツの役割や特性が解説されているので、全31回を終了するころには、VR38DETTの構造に詳しくなっていることでしょう。
「週刊NISSAN R35 GT-R VR38DETT」毎週火曜日発売! 事前予約制なので、購読希望の際は近くの書店、または読者専用定期購読受付センターにて購読の申し込みが必要となりますので、ぜひアクセスを!
さぁ、5人目の『匠』目指して、VR38DETTマイスターを目指しましょう!
【雑誌データ】
雑誌名:週刊『日産フェアレディZ』
価格:1790円(税込)※増刊号のみ790円(税込)
※記載している税込価格は、2014年3月時点での消費税率5%で計算されています。
発行:イーグルモス・パブリケーションズ・リミテッド
発売:ハーレクイン
ホームページ:http://www.gtr-collection.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/GTRcollection
(福永 葵)