進化する自動運転の次なる局面とは?

世界中の自動車メーカーやサプライヤーが競い合う自動運転の技術開発ですが、技術革新の段階からコストなどの現実的な局面に移行しつつあるようです。1月15日〜17日、東京ビッグサイトで開催された「オートモーティブ ワールド2014」では、フランスの大手部品メーカー「Valeo(ヴァレオ)」がアメリカで行われた「CES2014」に続いて出展。

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「CES」では自動運転の技術展示やフルLEDライトを紹介していましたが、日本ではレーザースキャナーを使った運転支援技術を紹介。

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開口角が大きく、クルマやバイク、歩行者、ガードレールまで検知し、障害物ごとに種類分けされた車両周辺のマップを作成することで、緊急ブレーキはもちろん、自動運転や渋滞時の速度維持などが可能なシステムで、レーザースキャナーはグリル下に埋め込まれています。

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同社はほかにも「アイ・コントロール・システム」を「CES2014」で披露しています。目の動きによって運転を支援するシステムで、視線方向検出カメラにより、ドライバーは、単にコントロールボタンに視線を送るだけで、ラジオ局を変更したり、道路交通情 報を入手したりできたりするのが自慢です。

自動運転ではGoogleが注目を集めていますが、ほかの自動車メーカーや部品メーカーもよりコストを抑制できる現実的なシステムを作りあげつつあります。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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